工事をするとき、図面を現場に移していきます。
図面には、高さと位置が記されていて
基準の構造物から高さを移していきます。
今日はこの、高さに関するお話です。
構造物はだいたい水平に作られていて
地面は水がたまらないように緩い傾斜がつけられています
測量をするとき、まず水平にレーザーを出す機械と
受信機で
水平の基準を出して、そこから
何ミリ上、何ミリ下、と測ります
そもそもなぜ水平というかと
この、筒から細いチューブがニョロニョロ出てるもの、原始的且つ最も正確な水平器です。
この筒の中に水を入れ
筒から出ているチューブの水位
を見て、水平を測定します
↓簡単図説がこちら
水面が平らになるのです。
高低差があるような場所では
オートレベル
レーザーレベル
が便利です
レーザーの光が見える所ならこれも便利です
室内ならこれ一つあれば
壁のタイルや大きな鏡の設置、写真や、絵の額の位置出しにも使えます♪
ここからはレベルの使い方の実践編です。
ほとんどのレベルは目視するので
高さを知りたい箇所が見えるところで
高い平な場所に水平に設置します。
受光器にメモリのついたスタッフを取り付けて、基準になる地点に立てて
ピーと鳴る、発光器と水平の所にセットします。
これで、基準点から何ミリ高いかが測定できました。
読み値が500mmで基準点Aの高さが100の場合、機械の高さは
100より500高い600になります。
次に知りたい地点Bに受光器を立てて
数値を読み、230だったとします。
600から230mm下がった地点なので
Bは600-230=370になります。
これを繰り返して高さを出していきます。